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2007年05月23日

大豊神社 5月3日 御旅所前・剣鉾の鉾差し練習

お待たせしました。新記事のupです。とくとご覧下さい。

大豊神社・鹿ケ谷の「氏神祭」を2日後に控えて、

哲学の道にある御旅所前で、剣鉾の調整を兼ねた練習が行われました。





ここ最近の鹿ケ谷祭は、剣鉾が3基鉾差しによって差され、神輿巡幸にお供いたします。

今年は、ここ桜谷町の菊鉾と扇鉾と、永観堂町の観音鉾(金錺は龍)。

今日は、菊鉾と扇鉾、明日が観音鉾の調子を出します。

鉾それぞれに癖があり、差す時のリズムも微妙に異なります。

それに、竹を新しくしたりすると、その長さや硬さで、剣のしなり方が変わってくるので、

鉾が差せるように、竹を削ったり、短くしたり、繰り返し繰り返し調整をしていくのです。





急の雨に避難です。急げ!

天気予報では、今日はいいお天気のはずなのに、にわかの雨です。雷もなってますよ。

誰や、雨男は!





そうして、ものの5分も経っていない内に、晴れだしてきましたよ。 さあ、練習再開です!




雨粒が付いたところをそのまま放っておくと、輝きがくすんでしまいます。

剣鉾は、やっぱり光り輝かないと、清めの霊力も衰えてしまうでしょうね。

涼しげな鈴(りん)の音に、黄金に輝くまばゆい光が、剣鉾には不可欠なのです。







雨雲が切れて、強い日差しが照りだしました。 さあ、一気に調子を出してしまいましょう。



鹿ケ谷・哲学の道に、剣鉾の鈴の音が響き渡っています。

通りかかった観光客たちも、足をとめて応援です。

みごと鉾が差されて、拍手喝さい!ギャラリーが居ると、差す方も気合が入ります。




胸に下げた小箱は、鉾の修理や部品の新調のために必要な資金を、

少しでも協力してもらえればと、募金のお願いであります。

現存している剣鉾は、新しいものでも、そのほとんどは江戸時代の製作で、

古いものになると鎌倉末期に製作され、修理を重ねて現在に至っている鉾もある。

この姿を見られたら、是非ご協力のほど宜しくお願い致します





鉾を建てるときは、その一番の元は動かないように、ガッチリ踏みしめなくてはなりません。

もし、そこが浮いてずれたりしたもんなら、

鉾は建つどころか、その重さゆえに一気に横に吹っ飛びながら倒れて、

悪くすると、棹は折れて剣にもダメージが及ぶでしょう。

これが土の上だったら、棹が地面に食い込んで、しっかり止まってくれるのですが、

アスファルトは、良いようで実は曲者なのです。ご用心ご用心。




えぇ~っ?剣鉾の剣って、ここまで曲がっとんねんなァ~。

普段見てるようで、意外と見えてへん。





二本の鉾が、鈴を響かせて、それが共鳴しあっているのです。

一つの剣鉾では、想像もつかない音の混在なのです。

この鈴(りん)の音が、三つ四つと増えていくと、もうどうなることか。











剣鉾の解説つきで、鉾差が見れるなんて、

この観光客の方は、すごい貴重な体験ですね。


さあ、調整もできて、みなさんの鉾差したい満足度も100%に達したということで、

そろそろ仕舞いましょか。

剣鉾金錺の木箱の蓋に、傾きだした日差しが、扇鉾の陰を落としてくれています。





5月5日、本祭のコースの説明と打合せです。

例年と同じなのに、なんでそんなに必死になって打合せするかと申しますと、

今年は、なかなか!そこが大違いなのです。

というのも、今年の氏神祭には、57年ぶりに神輿巡幸が復活するのです。

剣鉾は、神輿の先導。

必ず神輿の前を進んで、神輿の進む道を清めて行かなければなりません。



その巡幸道を複雑にしているのは、所々で神輿が単独行動を取ったり、

はたまた、剣鉾が単独で鉾指差しをするコースがあったりで、

分かれて進んで行っても、また合流する時は、必ず神輿の前に剣鉾が入るように、

時間を考えて進む必要があるのです。だから、みんな必死のパッチで打合せ中なのです。





菊、扇、ともにバラして箱に収めます。本番に備えて、また磨きこまれるのです。

お祭当日は、また黄金の輝きを放つことでしょう。



こうして見ると、剣って以外に長いのです。これに金錺・額・受金が付けば、丈は2m超。

それに棹が5mほど。 即ち、剣鉾は全長で7mを越えてくるのです。



棹を除く、剣鉾の部品全てが、きれいに収まりました。
神社と氏子の人たちによって、
何百年という長い年月を受け継がれ、
大切に守護されてきた剣鉾です。
明後日は晴れの舞台。
見事な雄姿を見せてくれることでしょう。


神輿も、2日後の巡幸を控えて、人知れず武者震いしているのじゃないでしょうか。





Kさん、自ら募金活動の模範となるべく、お宝投入の図。

あぁ~りがとうございま~す!







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Posted by どせうの寝床 at 00:01│Comments(2)大豊神社
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またまた京都の祭・剣鉾BLOGさんが力作エントリをアップされました! 京都の祭・剣鉾BLOG:大豊神社 5月3日 御旅所前・剣鉾の鉾差し練習 祭本番の記事ももちろん興味深いのですが、それ
[山城]大豊神社の鉾差し練習【民俗学覚書】at 2007年05月23日 10:41
この記事へのコメント
大豊さん、懐かしい。。うちの実家が氏子です。
今でも・・。 昔 やとな に出ました。小学校の時。
Posted by kosendo at 2007年05月24日 21:38
光泉洞さん
ごぶさたしてます。
町家ブログではお世話になりました。
大豊さんの氏子さんやったんですか。
鹿ケ谷はいいとこですね。
大豊さんのお祭が、年々盛んになってきました。
ますます楽しみなことです。
来年は一度、お時間がございましたら、是非ご覧になって下さい。
Posted by どじょうの寝床 at 2007年05月26日 07:44
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