泉涌寺「奉祝 今上陛下御即位20年」で剣鉾奉賛

どせうの寝床

2009年09月26日 22:19

このシルバーウィーク中、東山の御寺 泉涌寺にて今上陛下御即位20年を奉祝し、
夜間特別拝観が開催されていました。

その会期中の去る9月22日、瀧尾神社の神輿と剣鉾は4基が奉賛いたしました。
4基の剣鉾は、それぞれ瀧尾神社の剣鉾(牡丹?)、三嶋神社の菊鉾、
そして粟田神社の獅子牡丹鉾と葡萄栗鼠鉾です。




粟田神社に12時30分集合。



2基の剣鉾をトラックに積み込み、一路瀧尾神社へ向かいました。
市内の主要道路は、シルバーウィーク中ということもあり、ひどい交通渋滞。
ルートを検討した結果、将軍塚を経由して、京女から今熊野へ抜けるコースで決定。
見事、渋滞を避けて行くことが出来ました。




到着後、本殿西側のスペースですぐさま組み立てに掛かりました。









組み立て完了。さっそく試し差しです。

先ずは獅子牡丹鉾から。














次に葡萄栗鼠鉾。













2基とも、先日の総点検を済ませているので、何の問題もなく、一発OKです。
これで、祭典が始まる午後4間まで待機です。



しかし、時間はまだ午後2時。
付近をしばし散策することになりました。



夢の浮橋跡の碑を見学。榎(エノキ)の大木がありました。


境内に戻ってくると、瀧尾神社の神輿も準備が進んでいました。
黒棒に晒を巻きつけています。
今回の夜渡御の為に、提灯が新調されたそうです。




瀧尾神社・三嶋神社の剣鉾も組み立てが始まりました。



左が瀧尾神社の剣鉾。右が先日9月20日、三嶋神社の神幸祭で差された菊鉾。





鉾差さんも、それぞれの衣装に着替えています。
剣鉾それぞれの柄で衣装があります。
淡い青緑色に葡萄の蔓をあしらったのが、葡萄栗鼠鉾の着物です。
紺地に、背の中央と袖に獅子牡丹柄を丸くあしらったのが、獅子牡丹鉾の着物です。




みごとに組み上がりました。



順番に差してゆきます。
みんな、どんな調子の剣鉾なのか興味津々です。交代々々で差していきます。





人にはそれぞれ性格があるように、剣鉾にも一基一基違った癖や個性があります。
やはり、いろんな鉾を差すことが、技術の向上に繋がるのです。


午後4時、神輿に御霊が遷され、祭典が始まりました。




境内で、鳥取醒龍團による龍舞が奉納されました。
この龍が、今晩泉涌寺仏殿前でルミナスドラゴンになり、闇に輝きます。






まず剣鉾が境内から巡幸をスタートしました。



瀧尾さんの剣鉾を一番鉾とし、二番鉾に三嶋さんの菊鉾、
三番鉾に粟田さんの葡萄栗鼠鉾、四番鉾に同じく粟田さんの獅子牡丹鉾と続きます。











鉾差を終えて次々と南正面の鳥居から、五葉ノ辻を東へ進んでゆきます。










いよいよ、泉涌寺道の交差点から東へ入ってきました。



どんどん登ってゆきます。京都市内が小さく下に見えはじめました。





瀧尾神社剣鉾の幟を先頭に御榊が続き、その後に、剣鉾が4基。
さらに、鳥取からの龍舞「醒龍團」が続きます。
最後尾に、神輿の姿が見えています。




総門を潜って即成院前を通り過ぎてゆきます。
この辺りから、邪魔な電線もなくなり、鉾差しの妙技が存分に披露されます。










さあ、大門前までやってきました。
開門の午後6時まで、ここでしばらく時間待ちです。




神輿も上がってきました。



三社・4基の剣鉾が、この様に参集することは早々ないことです。
何百年の歴史の中でも、おそらく初めてのことでしょう。




左から、瀧尾神社の剣鉾、三嶋神社・菊鉾、粟田神社・葡萄栗鼠鉾、同じく獅子牡丹鉾。



開門時間まであと5分。この5分が長いです。
泉涌寺ライトアップ拝観に訪れた参拝客も増えてきました。





鐘楼の鐘の音が聞こえてきました。
いよいよ開門です。





静かに大門が開きました。




大門を潜ると仏殿までは下りになっているので、
剣鉾が前に進むにつれて、鉾の先が次第に見えてきました。








仏殿前まで降りてきました。




これから、仏殿・舎利殿の周りを、4基の剣鉾が一周します。










回り終わった後、仏殿にて合同法要が執り行われました。
その間、剣鉾・鉾差しは控えてていました。




法要が終わったら、ルミナスドラゴン(夜光龍)の龍舞が奉納されました。
照明を落とし、闇の中でブラックライトの光を受けて、龍の体が輝きました。




この後、剣鉾4基は瀧尾神社へ戻り、終了となりました。

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