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2018年09月25日

剣鉾・顔面カタログ 「須賀神社(西天王) 菊鉾 奥井氏守護 」




須賀神社(西天王) 菊鉾 奥井氏守護

聖護院には、五基の剣鉾が守護されている。

この菊鉾は、祭礼に出なくなって久しい。

意匠・形状を見るたびに、吉田今宮社の鉾との関係を想像してしまう。

近代以降、西天王は社地を転々としているが、

現在の地に鎮座した大正13年までは、吉田神楽岡(吉田神社境内)にあった。  


Posted by どせうの寝床 at 07:00Comments(0)須賀神社

2007年05月07日

須賀神社 神幸祭 5月6日

2005年5月8日未明の火災で本殿や鳳輦を焼失し、雨で巡幸できなかった3年前を含めると、

3年ぶりになる神幸祭のはずでしたが、無念の雨で今年の神幸祭は居祭りとなりました。

 
※菖蒲鉾の鈴(りん):本家八ツ橋西尾さん


午後1時をまわって、新築となった本殿にて、神幸祭が始まろうとしています。




新調されたご鳳輦(ほうれん)。

神幸祭祭典のあと、氏子の方がNHKの取材を受けておられました。

この5月の何日だったかに、京都ローカルで放送になるそうです。








◆菖蒲鉾(しょうぶぼこ)

菖蒲の葉を上下左右に伸ばした間に、蓬の葉を配していることから、

菖蒲蓬鉾(しょうぶよもぎぼこ)とも呼ばれる。


春日上通東大路東入の本家八ツ橋西尾さんの店内で、毎年お飾りがされます。

この涼やかな菖蒲鉾の姿を見ることが出来、しあわせ感に浸ってしまいました。

普通、鉾の麻紐は赤が定番なのですが、

この菖蒲鉾は山吹色で、その涼やかさが、さらに際立つ配色となっています。








◆橘鉾(たちばなぼこ)

吉田東通春日上上ル 聖護院東町にて、毎年祭壇と鉾飾りがされます。

同じ須賀さんの鉾でありながら、菖蒲鉾とは好対照。

非常に重厚な意匠で、橘の花と実は立体に、葉と幹は板で透かしたものになっています。

中央は、雲形の中に額を収めていて、前が画像の通り日輪を表し、裏は三日月。





須賀神社には、5基の剣鉾が存在している。

上記で紹介した2鉾のほか、剣鉾、菊鉾、葵鉾がある。

すべての鉾は鉾仲間によって守護されていて、

普段の保管や祭礼時のお飾りは、鉾仲間の当家が行う。


雨天でなければ執り行われていた神幸祭巡幸では、5基中4基の鉾が奉賛の予定でした。

神社でお伺いしたところによると、順番は、剣鉾―葵鉾―菖蒲鉾―菊鉾―橘鉾で、

5番目の橘鉾が休みになる予定だったとのことでした。



■須賀神社

  ※岡崎神社が「東天王社」と呼ばれていたのに対して、「西天王社」と呼ばれていた。

◆御祭神…健速須佐之男命、櫛稲田比売命、八衢比古命、八衢比売命

◆御鎮座地…〒606-8323 京都市左京区聖護院円頓美町1






  

Posted by どせうの寝床 at 00:56Comments(1)須賀神社