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Posted by 京つう運営事務局 at

2009年11月12日

粟田神社・剣鉾練習会21年度もラスツー!

先月10月の粟田祭も好天に恵まれて、素晴らしい剣鉾巡幸をすることができました。
その余韻も残る中、粟田神社剣鉾奉賛会の練習も、
今回を入れて残すところラスト2回となりました。
昼間の雨もすっかり止んで星が美しく輝く夜空でしたが、剣鉾には天敵の風が吹いていました。
拝殿には、恵比寿さんの大燈呂が置かれていました。

  


Posted by どせうの寝床 at 06:00Comments(0)練習会参加

2009年07月04日

久々の剣鉾練習参加 in 粟田神社

春の祭も一段落した5月27日。
久々に剣鉾練習会に参加してきました。
差し皮も持たずの参加でしたので、
今日はみんなが指すのを、観てるだけぇ~かな?と思っていたんですが、
なんと!大先輩が差し皮を貸して下さり、7,8回と差さすことが出来ました。
ただ、"差す"といっても、まだまだ鈴も鳴ってませんし、剣先も招いていませんが。

3回目位に鉾を渡した後、左足がプルプルと笑っていました。
ちょうど、ふくらはぎとアキレス腱の中間辺りに来るヤツです。
これは超初心者の"なまくら"足にきまって来る症状です。
まことに恥ずかしい限りです。
何もしていなかったので、当然と言えば当然ですが。
まだ、つらなかっただけでも、よかったです。
普段の仕事では、活動手段が自転車なので、
なんとかなるかと考えていたのが甘かったです。
鉾差しには、普段の歩行やランニングでは使わない部分の筋肉を使うので、
"鉾差しステップ"を怠ると、その衰えはテキ面に表れてしまうのです。




ちょうどこの日、ご婦人3人が見学に来られました。
まったくの偶然のようでしたが、
鉾差し体験をしていただくことができました。






ご興味のある方は、お気軽にのぞいて見て下さい。
基本、第2・4水曜日の午後7:30~午後9:30です。

■粟田神社剣鉾奉賛会 平成21年度後半・練習スケジュール
・練習時間 午後7:30~午後9:30 ※雨天中止
7月22日   
8月 2日   午後1~5時 粟田祭・巡幸鉾の準備 ※拝殿竣工式典により変更可能性あり。
9月9・24・30日 
10月1~9日  祭礼前の集中練習 ※4日のみ午後1~5時
10月12日   粟田祭・神幸祭
10月18日   鉾片付け 午後1~5時 ※雨天の場合は11月5日順延
11月11・25日

■他の神社でも、剣鉾の練習会が行われています。
 もちろん、見学大歓迎です。
 時間は大体午後7:30位から2時間程度。
・八大神社(一乗寺) 第2・4日曜日
・大豊神社(鹿ケ谷) 第1・3水曜日
・吉田神社 第1・3火曜日  


Posted by どせうの寝床 at 22:15Comments(0)練習会参加

2007年12月19日

粟田神社剣鉾の鉾差し練習会11/28〜2007差し納め

6月から私事により、お休みを頂いておりました剣鉾練習会。
諸先輩の皆様、失礼致しました。
完全に左フクラハギが鈍ってしまってます。
今日一日の練習でパンパンに張るんとちゃうやろか…。

ところで、今回の練習で、平成19年は鉾差し納めとなりました。

粟田神社の境内のモミジが紅葉で真っ赤です。
それを背に、剣鉾の練習です。


久々、それも11月も末の29日、季節外れに聴く鈴(リン)の音も、また良いもんですね。
平成20年も宜しくお願い致します。



鉾差しの諸先輩たちも、「あぁ〜これで平成19年も差し納めかぁ〜」と、
感傷的になっているかと思いきや、
どうも、早よぉ~仕舞もてぇ飲みに行こぉよぉ・・・と考えているようです。


今晩は、差し納めの練習もありましたが、縄の絞め方の練習もやってはりました。




兎に角、今回は合計4回持たせてもらいましたが、練習鉾の金飾り無し(これは軽い)を2回、練習鉾の鳳凰(普通レベルで重い)を2回、これで都合4回です。
最後の4回目なんか、もうボロボロでした。フクラハギが張るとか、そんなレベルの話しと違います。情けないです!

★来年、平成20年度の練習会は、3月の第3週水曜日からです。

これは、またまた左フクラハギが鈍っちまいます。気をつけろ!

● 粟田神社/地図はこちら ●  


Posted by どせうの寝床 at 03:20Comments(0)練習会参加

2007年04月29日

八大神社 剣鉾の鉾差し練習会

粟田さんでの練習会に続きまして、

4月26日、八大さんでの練習会に参加させていただきました。


一乗寺八大神社剣鉾差保存会の皆さん、粟田・大豊・吉田・北白川の鉾差しの皆さん、

またまたお世話になりありがとうございました。

また、八大神社の神職の方にも、いろいろとお話しする機会を得、

大変楽しい時間を過ごすことが出来ました。

早速ブログもチェックいただき、ありがとうございました。


先日の興奮もまだ冷めやらないままに、自己2回目の参加であります。

八大神社剣鉾差しは、平成2年4月『京都市登録無形民俗文化財』に登録されていて、

剣鉾のメッカのようなところなのです。

鉾差しの技術のすばらしさとその技術の継承を讃え、

さらにその永続を願って登録になったそうです。

この時、嵯峨祭・西院春日神社・平岡八幡宮(梅ヶ畑)の鉾差しも、

無形文化財の登録を受けられています。

剣鉾・鉾差しが危機的状況にあったこの時期、

この登録は非常に意義のあることだったと思います。

今から思えば、大きなターニングポイントになっていたのではないでしょうか。




いつものように、自転車で駆けつけたのですが、「一乗寺下り松」からの登りはきつかったです。

練習時間にちょっと遅れましたが、まだ2人来られているだけで、鉾差しには人数不足です。

境内は、もう充分に夜の闇に包まれていて、深々と山からの冷気が降りはじめていました。

さっきまで熱かった体も、急速にクールダウンしていきます。体を動かさないと寒いくらいです。



今日の練習用の鉾は、もちろん八大神社の剣鉾で、鉾名は「柏鉾(かしわぼこ)」

八大さんのHPで紹介されているので、いままで何度も対面してたようにな気になってましたが、

よーく考えると、実は30年ぶりの二度目だったのです。ここまで近づいては初めてでした。

この柏の意匠も大胆でありながら、柏の葉には風抜けの穴が大小配置されていて、

デザインと実用を両立した機能美を持った鉾であると感じました。

八大神社には、この柏鉾のほかに2基の剣鉾があり、鉾名を「龍鉾」「菊鉾」といいます。

氏神祭には、3基が揃って差されるのです。


練習といっても、代々受け継がれてきた文化財的価値のある鉾を使っての鉾差しです。

ちょっと緊張しますね。

この柏鉾は、非常に素直な性格で癖が無く、練習用には持って来いとのことで、

ビギナーが鉾指しを練習するにも、ベテランがコンディションを調整するにも、

最適の鉾なのです。



中央の額の部分には、「八大天王」の文字が書かれています。

剣先だけは、練習用のステンレス製に交換されていて、

これは試行錯誤を繰り返して作り出された代替品です。

制作費は安価な上に、調子は本物に非常に近いということで、

このステン剣先は、非常に具合がいいので、粟田さんでも同じものを作ってもらい、

練習で使っておられました。



ところで、各神社の剣鉾で使用されている、本物の真鍮製の剣先のことなのですが、

聞いたところによると、現在、剣先を作ってくれるところが無いらしいのです。

剣先に使われている真鍮の成分に関しては、調べられた京大の先生によると、

材質は、もちろん銅と亜鉛の合金で、それに僅かな不純物が混ざって、

弾力のある剣先が作り出されているとのことで、その製造技術は現在も残っているのです。


しかし、問題は、その製造には必要な専用の炉がもうどこにも無いというのです。

もし再製造となれば、炉から作ってということになり、莫大な費用が必要になってくるのです。

剣先はあくまでも消耗品です。大切に使っていても寿命はやってきます。

鉾差しの技術継承が大切な様に、

鉾そのものをメンテナンスできる環境も必要ということなのです。本当に難しいことですね。





ここ八大神社には、古来より継承されてきた宮座組織が今なお生きています。

八大神社の神事を執り行う上で、非常に重要な組織を構成しています。

剣鉾の練習の横では、宮座の方々による『奉幣太鼓・鉦』の練習が繰り返し行われていました。



太鼓と鉦、それに掛け声が独特のリズムと動作で演奏され、

最初はゆっくりゆっくりと始まり、だんだんと速度を早め、

最後には、奏者全員が踊るがごとく体を上下させながら、太鼓と鉦を連打するのです。

そのスピードの速さにもかかわらず、全員のリズムは狂うことなく、

ピシャリと合うところがすばらしく、しばし見とれてしまうのです。

笛が入らない分、祗園囃子などに比べると、一見地味なようですが、

聞き入れば聞き入るほど、非常に興味深いリズムと音色、それに動きなのです。

早くなってきて佳境に入ってくると、ドキドキしてしまいます。








本日は、地元の八大さんの他、粟田・大豊・吉田・北白川からの鉾差しさん10名の参加でした。

今週末の5日・6日、次の週末13日と、本番が迫ってきています。

皆さんも、自分のコンディションの調整と総点検を繰り返し行っていきます。







『八大神社剣鉾差保存会』の先生による鉾差し実技です。

先生は、コンディションを一定に保つための、軽い調整程度の練習ですが、

みんなは横に付いて、その技と動きを会得しようと夢中になっています。



腰を落として、次に前に踏み出す瞬間、グン!と突き上げるように出るタイミング。

それが非常に重要で、体に沁み込ませなくてはいけないのです。

私はそのタイミングが体に入っていないので、その瞬間をうまく撮影できないのです。

それが身に付けば、目を閉じながら、鈴(りん)の音を聞いてシャッターを切るだけでも、

その瞬間をうまく撮影できると思うのですが…  まだまだです。

ねっ、そうでしょ、kackyさん!



先生の動きを見ながら、かつ、音で感じながら、自分の動きを総点検するのです。

少ないチャンスをものにしようと、師匠に付いて回るのです。




先生に、「いってみるか!」と声を掛けていただき、

2回にわたり鉾を持たせていただきました。

差し皮に、剣鉾を載せてもらっているという状況で、差すというには程遠いです。

ただ、初めての時に比べると、少しは落ち着いて、自分の状態が見えるようになってきました。

一人でバランスを取ることの雰囲気が、少し感じられてきました。



画像は、先生に撮っていただいたのですが、こうして見るとひどいもんですね。

脇は開いているし、上体はまだまだ前傾で覆い被さっているし、

基本の左手は臍の位置、右手は胸の位置、それに対して自分はまだまだ高いです。

上体に力が入っているということでしょう。

腕でバランスを取ろうとしています。腰で取らないと・・・

足もこんな大股に開くとダメでしょ。。。  棒立ち状態です。


先生や鉾差しの皆さんの鉾差しを見ていると、胸から頭に掛けては、もっと後に反っていて、

その方が、剣鉾の平衡を見るのに有効なのです。

取り合えず、今回2回目にして、自分だけで4~5秒でしたが、

鉾を持つことが出来ました。

足の運びは、とことんやらないとダメですね。

そうでないと、棒立ちのまま、一歩が踏み出せないです。


今回、差し皮は先生のものをお借りしました。

聞くところによると、差し壷の皮は、何度も張り替えながら、

すでに80年ほど引き継いで使われ続けているものだそうです。

この差し皮、今までに、何基の鉾を指してきたんでしょうか。

すでに姿を見なくなった神社の剣鉾もあるかもしれませんね。

知っているのは、この差し皮のみです。



夜10時も廻りました。本日の練習も終了です。お祭りまで毎晩練習があります。

祭当日は、いい天気になることを願いましょう。

このあと、社務所の座敷で、暫しお疲れ様の一服でした。

またまたこの一服で、おもろい話しがいっぱい聞けました。

お疲れ様でした。またよろしくお願い致します。


◆追伸

kackyさん、DVDありがとうございました。

凄いですね。やはり6基の揃い踏み・・・いやいや揃い差しは壮観です。

きっとその場にいたら、撮影どころの話じゃなくなりそうです。

普段では考えられないようなドジをして、撮れてない!みたいなことになりそうです。


それから、今日古いビデオを整理していたら、

94年5月18日の下御霊・還幸祭のVテープが出てきました。

八大の先生も、お姿を見ることが出来ました。

また、DVDに焼いて、皆さんに見て頂けるようにしたいと思います。






  

Posted by どせうの寝床 at 15:55Comments(14)練習会参加

2007年04月13日

粟田神社 剣鉾の鉾差し練習会~初参加の巻

4月11日、粟田神社で行われた剣鉾練習会に飛込みで、参加させていただきました。


kackyさん、練習にお誘いいただきありがとうございました。

粟田神社剣鉾奉賛会の方々をはじめ、

八大・大豊・吉田・北白川から来られた、鉾差し=剣鉾大好き人の皆様、

ほんとうにありがとうございました。

それに、手取り足取りいろいろと教えていただき、感動しまくりの数時間でした。

その体験記を、稚拙な文章ですがご紹介したいと思います。



★ことの発端は、つい先日kackyさんのお名前で書き込みをいただいたことに始まります。

それは、鉾差しの練習を粟田と大豊で毎水曜交互にやってるので、見に来られませんか?

という、お誘いのコメントだったのです。

そこで、いつものお邪魔虫spiritsで、お邪魔してしまったという訳です。








これは、去年?の粟田祭での奉賛会みなさんの記念写真ですね。

鉾それぞれの鉾差し衣装がいいですね。

会長曰く、葡萄栗鼠の柄が結構いいそうです。見たいもんです。


鉾差し年間練習予定です。現在も会員募集中。鉾差しに興味がある方、是非お問合せを。

※腰痛持ちの方は、鉾差すと治るそうです。
  (腹筋と背筋の筋力のバランスが取れ、腰痛も治るそうです。
   腰痛持ちの会員さん、みんな治ったとのことでした。)


練習は午後7時半からということでしたが、私が粟田さんに着いたのが午後7時20分くらい。

ちょっと早すぎたかな、と思いながら境内へ。案の定、まだ誰も来られていませんでした。

社務所の方に、しばしお話を伺いながら時間になるのを待っていると、

鉾差しの方々が一人二人と集まって来られ、結局総勢15~6人ほどでしたか。

自分も数に入れたか入れなかったかで、もう正確に覚えてない。

でもこんなに沢山の方が集まって来られるとは、まったく予想外でした。

それも、年齢幅が広い!20歳~70歳!


もともと、粟田祭では地元の人が剣鉾を差してはいなかったのです。

一乗寺などから鉾差しを雇って、お祭の巡行に出ていたのです。

それから高度経済成長期、古いものは取り残されて行くだけだった時代に、

人々の気持ちは神社やお祭から離れていき、

経済的な負担の大きい剣鉾巡行は、執り行われなくなってしまったのです。

長く粟田祭の剣鉾は居祭(お飾り)の形で、お祭には姿を見ることができました。


そうして、居祭になって久しい平成8年、剣鉾を自分達の手で差そう、という動きが起こります。

それが、『粟田神社剣鉾奉賛会』の発足です。

平成2年に京都市無形民俗文化財として登録された、

八大神社(一乗寺)の鉾差しさんに教えを乞い、

正にゼロからの出発だったと、現会長が熱く当時を思い出しながら語っておられました。

言葉の端々に、本当に剣鉾がすきなんやなぁ、とビシバシ伝わってきましたよ。

自分も、剣鉾に関しては、熱い人間やと自負してたんですが、この皆さんには負けました。



剣鉾の古式を残す御神宝 阿古陀鉾をはじめ、第一番 地蔵鉾から番外の桐鉾まで、

数えて18基
。 他神社の祭礼には余り見られない、珍しい意匠の鉾が多数存在している

この粟田神社で、鉾差しが復活していることは、とても嬉しいですね。

当時、その18基の剣鉾が一斉に剣を前後に招いて、りんを鳴らして進む光景は、

壮観だったと思います。

それが、現在6基の剣鉾を巡行に奉賛するまでになっているそうです。

最大の見所は、神宮道・平安神宮の大鳥居の処で、道幅いっぱい横に6基が居並ぶ姿です。

考えただけでも、寒イボ(鳥肌)がでるくらい興奮しますね。



練習用の剣鉾です。といっても、重さや剣の招き具合など、本物と変わらない調子が出るように

作られています。最初は本物を使って練習していたそうですが、やっぱり傷めてしまうので、

試行錯誤を繰り返して、現状の練習鉾を作り上げたそうです。




このヒョコヒョコと跳ねるように進む準備体操の様な練習は、鉾差しにとって基本中の基本。

剣鉾を差す時の、足の運びそのものなのです。

この動きを体に滲みこませない限り、剣鉾はうまく鳴ってくれません。

あの長い棹の打ち金の所にりんが当りながら、八の字を描くように振れないのです。




さあ、充分に体もこなれて、準備OK!そろそろ鉾差しまひょか!

去年の下御霊の「鉾を建てる降ろす」の項での順番と同じ手順です。





みなさん、腰には差し皮を着けています。

様々なスポーツにmyボールやmyシューズがある様に、

この鉾差しでは、my差し皮をみんな持っているんです。

それを聞いて、ますます面白くなってきましたね。


差し皮で余談ですが、その差し皮、最近話題の多い「一澤帆布製」なんです。

亡くなった先代の社長が作ってくれはったそうで、

見覚えのある一澤帆布のタグが付いていました。

あんまりおもろいんで、写真撮るの忘れてしまいました。




剣鉾・鉾差しをスポーツに喩えると何になるかという話題で、

最長老の前会長が言っておられたのが、

「神輿」が野球やったら、「剣鉾」はゴルフに似ている、とのことです。


確かに、神輿はチームで担ぎ、そのチームワークがうまく働かないと、

シャンシャンときれいに鳴り鐶は鳴らんし、動きも前後が交互に振れないですよね。


それに対して、剣鉾は差し皮に鉾を差してしまえば、個人プレイ。

自分一人の力量が全てを決するのです。りんが鳴るか鳴らないかも、自分責任。

「うまく鳴り出したら、もう世界が変わるよ!最高やね。」と、

現会長もガキ大将のような眼をして言っておられました。



★この日の最大のサプライズ! 「剣鉾を差してみいひんか?」

えぇっ、僕ですか?! できますか!大丈夫ですか! 

大丈夫、大丈夫。とりあえず差すだけやってみ。

勧められるまま、腰に差し皮を着けていただき、あれよあれよという間に、俄か鉾差し。

みんなに助けられながら、形にもなっていないけれど、体感できました。

バランスの取り方。腕と腰、上体の姿勢などなど。

実際に差さなければわからんことが、一気に情報として飛び込んでくる。

でも理屈では、差せへんねん。体で覚えなあかん。

繰り返し、二度やらしてもらえました。 

自分でどんな風に立っていたかなんて、まったくわからん。

でも、腰と腕には、じんわりしっかりと鉾の重みは残っている。

すごい体験やった。

こんな初対面のもんに、ここまでさせていただき感動です。ありがとうございました。

またよろしくお願いします。




繰り返し繰り返し、ベテランは確認するように、

ルーキーは場数を踏んで体に感覚を覚えさせるように、

充分に練習をできたようです。そろそろ後片付けの時間です。

このあとは、今日来れなかった会員さんからの差し入れの鯖寿司に舌鼓を打って、

しばし一服。 

特別天然記念物のオオサンショウウオは、本当は食べるとうまいらしいとか。

でも、さばく時に赤ちゃんが泣くような声を出すので、気色悪いとか。

鮎の友釣りで、スッポンを引っ掛けてしもた話とか。

あと様々な話が飛び交いながら、談笑のうちに予定終了。

後片付けを手際よく終えて、みなさん三々五々解散しました。




この日、見せてもらった葡萄栗鼠鉾の金錺です。

自分的には、幻の鉾でした。

というのも、20年位前に粟田祭の各鉾町を回って写真を撮らせていただいた時、

古川町の葡萄栗鼠と、東小物座町の鷹羽鉾だけ見ることができませんでした。

鷹羽鉾は、お座敷に上がらせていただき、床の間のお飾り(掛け軸)など、

一部は拝見していましたが、葡萄栗鼠だけはまったく見ることが叶わなかったのです。

この場で見れたことは、自分にとって幸運でした。

おぉ…と言うだけで、一瞬、言葉が出ませんでした。






こちらは、葵鉾の金錺や剣先、りんなどです。

NHKに出たときの竹もありました。これは剣先を挟んでセットする時の竹ですね。

りんも、見た目は分厚そうですが、厚いのは口の縁だけで、胴の部分は薄くなっているんです。

触らせていただきましたが、厚さ5mmくらいでしたか。

りんも消耗品で、何年も使っていると割れるそうです。

鉾を指さないと聞けないことが、今回いっぱい聞けたので、非常に有意義な初参加でした。




次回の練習は、4月18日・大豊神社の隣りのノートルダムのグラウンドで19時半~です。

是非、参加したいです。仕事の後なので、運動靴は難しいかもしれませんが、

またよろしくお願い致します。




  

Posted by どせうの寝床 at 18:00Comments(30)練習会参加