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2010年05月09日

菅大臣神社の剣鉾・2010

菅大臣神社の春季例祭が、5月9日行われる。

八坂神社の氏子区域の中にあって、菅大臣町・本柳水町・堀之内町の三ヶ町が氏子町。

松竹梅鉾と菊鉾の2基を出す。

毎年、拝殿の左右に飾付けられるが、もう長年、居祭りである。

一基は荷鉾になっていて、祭礼中に拝殿の右側に懸装品の胴掛が展示される。

もう一基は、拝殿の天井に長柄らしきものが保存されているが、未確認。

菅大臣神社の剣鉾・2010

菅大臣神社の剣鉾・2010

菅大臣神社の剣鉾・2010

菅大臣神社の剣鉾・2010

菅大臣神社の剣鉾・2010
※この胴掛は、2008年の祭礼時に撮影のものだが、今年も拝殿に飾付けられている。



やはり、祭礼時のみ、拝殿内の本殿正面に飾られる御正体(みしょうたい)は必見。

御正体とは、神仏習合により、

神体である鏡に本地仏の像を示した鏡像または懸仏(かけぼとけ)のことで、

この場合、垂迹は天満大自在天神であるのに対して、本地は十一面観音となる。

菅大臣神社の剣鉾・2010


十一面観音の脇侍に見えているのは、

北野天満宮の相殿東座:中将殿と相殿西座:吉祥女が垂迹に対する本地である、

それぞれ不動明王と毘沙門天である。

菅大臣神社の剣鉾・2010










Posted by どせうの寝床 at 02:04│Comments(2)菅大臣神社
この記事へのコメント
菅大臣神社へは何回か行ったことありますが‥
そうですか、そんなお祭があるんですね。
実に興味深い。
Posted by 広島支部長 at 2010年07月09日 02:50
広島支部長、たくさんのコメントありがとうさんです。
祗園さんの氏子に囲まれて、三ヶ町だけで頑張ったはります。
やっぱり、この御正体は見る価値アリですよ。
まさに神仏習合の名残です。
Posted by どぜうの寝床 at 2010年07月09日 13:06
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