2018年09月26日
剣鉾・顔面カタログ 「熊野神社(京都) 烏鉾 」
熊野神社(京都) 烏鉾
熊野神の神使である八咫烏を意匠にしている。
個人的には、三本足がないのは、ちょっと残念。
現在、春の鉾祭りの先駆けとして4月29日に神幸祭が行われている。
平成以前は5月16日であった。
現在、鉾は神社で護持されているが、剣先箱に”新先斗町”の墨書が見られることから、
本来は、川東の町内当家で守護されていたと見られる。
神幸祭で、鉾差しによる神輿供奉の記録は残されていないが、
大正二年四月、丸太町通に市電(路面電車)が開通するまで、
熊野神社の一の鳥居が丸太町川端に建っていた。
丸太町通を神幸列が進み、その先導をしていたのかも知れない。